上毛印刷株式会社

池袋ものがたり:鬼子母神の節分会

池袋ものがたり:鬼子母神の節分会

2025年02月12日
池袋ものがたり
  • #池袋

1日早い節分
「節分は2月3日」と思い込んでいたら、2025年の節分は「2月2日」とのこと。もともと節分という日は「年に4回訪れる立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉」だそうで、年に4回あるのですね。特に立春の前の日が「一年の始まり」として大事にされてきたそうです。「厄払いをして春を迎える」という意味が込められているとか。

「立春が2月4日だから節分は2月3日」というのが定着していますが、立春や立夏など季節の変わりを見極めるのは、カレンダーではなく太陽の位置。日がズレることもあります。「立春」は太陽の角度が「315度」をさす時のため、地球が太陽を回る誤差を修正しなくてはいけません。「うるう年」もそういう誤差を埋めるためにありますね。それで、2025年は「2月3日に太陽の角度が315度である立春」となり、その前日「2月2日が節分」となりました。

節分

「雪」という予報をはねのけ
鬼子母神では毎年節分会が行われます。今年は「雪」の予報もあり、もし雪や雨、みぞれなどが降ったら中止とのことでしたが、何とか天候は持ち、開催されました(が、寒かったのなんの…)。

14時半ごろに法明寺から住職さんや年男さんの行列が出発。

節分

15時ごろから鬼子母神堂にて法会が行われました。そして、いよいよ「豆まき」!

節分

掛け声は「福は内」のみ
「鬼子母神」では「鬼は外」は唱えません(自分ちの神様を追い出すことになるから?)。「福は内」だけの掛け声で豆がまかれます。

桟敷の上に住職を初め、俳優の谷隼人さん、城戸真亜子さんたちが並び、掛け声とともに豆がまかれました。福のご利益を受けようと、桟敷下の人々は両手を掲げます。

「福神金像」が入ってた!
まかれた小袋の中身は当然「豆」ですが、時折キャンディやビスケットが入っています。「福神金像」が入っていれば大当たり!今年の幸運をいざなってくれそうですね!

節分

今年は天候がすぐれず寒かったせいもあったのか、例年より若干人が少なかったですが、それでも境内は人々がギュウギュウ詰めでした。豆を拾ったみなさんが、幸せになりますように!

二代目カープ女子

二代目カープ女子

長年編集に携わってきました。紙、Web、媒体は何であれ、コンテンツをどのように料理するか考えるのが好きです。 カープ大好きおばさん。球場で応援するのが、最大のストレス解消方法!

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