上毛印刷株式会社

工場見学に協力

工場見学に協力

2024年10月16日
印刷のはなし
  • #印刷

「本ができるまで」を説明
2024年10月4日、ある小学校の小学2年生2名が弊社戸田工場に見学に来てくれました。

戸田工場

子どもたちは、1年生のときから自分たちの興味のあるテーマで調べものをしています。「生き物」「スポーツ」「ダンス」etc.…。さまざまなテーマがあるそうです。この日、工場に訪ねてきてくれた子どもたちは、お話を書くのが好きで、「どのように本ができるのか知りたい」と思っていたそうです。

私たちは担任の先生から「工場を見学したいです」というお声がけをいただいたので、快くお引き受けすることにし、担当営業、工場長を始め、みんなで首を長くして待っておりました。

実は、うちの印刷機、版をセットするとき「ドラクエ」の音楽が流れるのです。印刷オペレーターは、この曲を子どもたちに聞かせてあげたいと、印刷時間を調整して待っていました。

インクのドットに驚き
「ドラクエ」が流れると、「知ってる!」と声が。すごいスピードで印刷されていく様子にビックリしていました。「ものによりますが、1時間に8千枚刷ります」との説明にも驚き。

4色機では、「黒」「青」「赤」「黄」の4つの色であらゆる色を出すことを説明。刷り上がった紙をルーペ
で見て、インクのドットが絵柄を構成していることを確認しました。

ドットを見る

印刷の説明

紙の種類にも興味津々
表紙に使う厚い紙、本文に使う薄い紙など、さまざまな紙の種類の説明も行いました。「これは濡れても破れない紙です」との説明に、「濡らしてみたい!」との声が。選挙の投票用紙にも使われる「ユポ」という紙で、折り曲げてもすぐに開きます。「字を書いてみたい」と鉛筆を取り出し、自分の名前を書きました。「クラスのみんなにも配ってもらおう」とお土産に。

製本工場も見学
近所の製本所にもお願いし、刷り上がった紙がどのような工程で本になっていくのかを見せていただきました。「あじろ綴じ」「中綴じ」など、いろいろな綴じ方のできる機械があり、次々と本ができていきます。

製本工場

フォークリフトも「初めて見た!」と好評でした。中を開けてずらりと並ぶバッテリーを見せてもらったり、座席に座らせてもらったり。「3トン持ち上げられるよ」の説明に、「象の重さだ!」と驚いていました。

最後に「楽しかった!」「4色のインクでたくさんの色ができるのが、魔法みたい!」という感想や、「布でできた本はありますか?」という質問をいただきました。「上製本といって、表紙が布でできた本はありますよ」と実際に本を手に取ってもらいました。「ホントだー!」と表紙を手でなでていました。

学校に戻ったら、見学した内容をまとめて、みんなの前で発表するそうです。どんな発表が行われるのか、授業を見に行きたい気持ちです。

二代目カープ女子

二代目カープ女子

長年編集に携わってきました。紙、Web、媒体は何であれ、コンテンツをどのように料理するか考えるのが好きです。 カープ大好きおばさん。球場で応援するのが、最大のストレス解消方法!

PAGE TOP