池袋ものがたり:「昭和レトロビル」を発見しよう!(池袋駅東口エリア)
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池袋駅東口エリア
1950年代に建てられたビルが並ぶ池袋ならではのレトロなエリアです。
17.PARCO(竣工1958年・村野藤吾設計)
当初は東京丸物百貨店として、名匠村野藤吾が設計した建物。写真の矢印の壁面にはモザイクタイル壁画が装飾されていたそうですが、現在は改装されていて見えません(壁画が残っているのかは不明)。1969年にPARCOとしてリニューアルされました。「ドリームステップ」と言われる互い違いの階段などが特徴です。
18.西武百貨店(定礎1955年)
1935年菊屋デパートとして開店。40年に武蔵野デパートに、49年に西武百貨店になりました。改装が繰り返されていて、「定礎1955年」とあるので、このとき大規模な改装が行われた模様。
19.タカセセントラルビル(竣工1962年)
大正9年創業の池袋の老舗。1962年建築当時は4階建てで、その後増築が行われ9階建てになっています。タカセのパンは地元民の人気ですよね。喫茶店もレトロな感じで穴場です。
20.高村ビル(竣工1970年)
文房具・事務用品の高村のビル。紙問屋として1929(昭和2)年に池袋で創業した老舗。右側は1983年に増築したそう。
21.東池ビル(竣工1971年)
板チョコレートのようなカーテンウォール、エントランスは大理石貼りで豪華なビル。
このあたりには、大規模整備の計画があります。現在建設中の環状第5の1号線が開通すると明治通りを通らなくても南北に移動できるようになるので、明治通りを袋路にして駅の利用者(歩行者)だけが通るようにするというものです。そして、都電荒川線の池袋駅までの延伸計画もあります。雑司が谷駅のあたりで分かれて池袋駅まで延伸しようという計画です。あくまで「計画」なのでいつ実現するかわかりませんが、池袋東口も大きく変わるのでしょうね。