池袋ものがたり:「昭和レトロビル」を発見しよう!(池袋駅西口エリア)
2024年01月24日
池袋ものがたり
消えていく「昭和レトロビル」
たとえば、銀座の中銀カプセルタワーなど1960年〜1970年代の高度経済成長期に建築された築50年前後の建物「昭和レトロビル」が今どんどん解体されているそうです。そこで、失われていく昭和戦後の建物の味わい深さを解体前に味わうために、都内各地で小さなツアーが開催されています。私も、池袋のツアーに参加してみましたので、いくつかの「昭和レトロビル」を6回に分けて紹介しますね。
池袋駅西口エリア
池袋西口には戦後は闇市のバラックが建ち並んでいましたが、1962(昭和37)年の東武デパート開店前後からさまざまなビルが建てられ始めました。
1.東武百貨店(1962年開店)
新館・本館ともにプレキャストコンクリートの外壁で統一されています。
2.第一西池ビル(1966年頃竣工)
東武百貨店の事務部門があるため、東武百貨店と空中連絡通路で結ばれています。
3.のとやビル(1966年頃竣工)
西口駅前では1番古いビルのようです。「のとや」という食堂が20年ほど前まで営業されてたそうです。
4.第2三笠ビル(1963年竣工)
60年代に流行った角丸の窓やガラス張りの階段が特徴。
5.五光ビル(1962年竣工)
茶色のタイル張りとベージュの組み合わせがレトロ。
6.藤久ビル西一号館(1965年竣工)
角丸の窓は金属製。65年の竣工時には相当お洒落なデザインだったそう。
7.池袋西口センタービル(1966年竣工)
五差路交差点に面しており、60年代らしい角丸の白い窓が特徴。工場で作ってはめ込んでいる。
※「WEB太陽」でも、「昭和ビル遺産の記憶」として、都内各地の「シブビル」が紹介されていますので、関心のある方はご覧ください。「WEB太陽」はこちら→
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