甲子園のスコアボードの文字がデジタルフォントに！
2025年2月27日、阪神電鉄とモリサワが共同で開発した「甲子園フォント」のお披露目会が開催されます。印刷業界に携わる野球ファンとしては、大きなトピックスです。

2024年7月24日には、モリサワの創業者森澤信夫らが「邦文写真植字機」を発明してから100周年を迎えるのと、阪神甲子園球場もまた同年8月1日に開場100周年を迎えることから、「100周年記念共同プロジェクト」として、甲子園のスコアボードで使用してきた伝統の「甲子園文字」を受け継ぎ、『甲子園フォント』として制作、デジタルフォント化するそうです。

偶然とはいえ双方100周年なんですね！

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独特な「甲子園文字」
甲子園のスコアボードは1983年まで手書きで書かれていて、その独特な文字は「甲子園文字」と呼ばれていました。その後電光掲示板になっても、その伝統を受け継いだ文字がドットで表されていました。

「甲子園文字」はパッと見は明朝体に見えますが、明朝体より縦線が太く、遠くからでも読みやすくなっているそうです。

相撲の文字もすでにフォントになっていますよね。番付表などに使われている文字です。また、寄席の文字も独特。これら「業界文字？」の中に「甲子園フォント」が入ること、喜ばしいです。どこかで使いたいな〜とワクワクします。

いよいよ3月18日には第97回選抜高校野球大会が開幕しますね！『甲子園フォント』が使われるのでしょうか？　楽しみです！

参考：「甲子園文字」地味にスゴイ伝統芸　職員泣かせ「伝説の難読校名」