「池袋」の名の由来は?
2023年08月09日
池袋ものがたり
- #池袋
池袋駅の西側、ホテルメトロポリタンの向かいに小さな公園があります。「池袋」の名の由来となった池、丸池があったといわれる「元池袋史跡公園」です。明治時代の地図を見ると、このあたりは小さな谷間となっていて、湧水があったらしく、そこから川が流れていました。その川が弦巻川(つるまきがわ)です。1932(昭和7)年に暗渠となっており、今は「弦巻通り」と呼ばれています。
丸池から流れた弦巻川はビックリガードを超え、雑司が谷を流れて、文京区音羽で水窪川と合流し、神田川へと注ぎます。豊島区雑司が谷と文京区目白台の境はくねくねしていて、かつて流れていた川筋がわかります。
南池袋4丁目にあるお寺、清立院の下には、弦巻川にかかる「木村橋」がありました。今でも残る石碑に「当所石橋施主木村氏」と記されています。
ところで、池袋西武百貨店7階の催事場で、8月3日(木)〜14日(月)、「池袋・豊島・西武沿線 レトロ百貨展」が開かれ、池袋・豊島のジオラマも展示されているそうです。昭和の池袋にタイムスリップできますよ!