池袋の印刷会社 上毛印刷株式会社

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印刷屋今昔


印刷屋今昔 第7回

 文選工のお話です。
 印刷屋から活字が消えたのは30年ほど前のことでしょうか。受注した原稿を最初に手にするのは活字を拾う文選工でした。
 鉛合金の活字は、天地30センチ、左右60センチ、奥行2センチほどの木製の箱に収められています。活字の大きさによって3段か4段に仕切られ、ケースと呼んでいました。頻度の多い50ほどの文字は視線の正面に据えられ、その下に平仮名ケースがあります。文字は、人偏、草冠など「部首」の「一」から「龍」まで、字画の少ない順に配置されています。
 一時間1,000字に拾えるようになると、いっぱしの職人(文選工)と云われていました。しかし、その域に達するのは4、5年待たなければなりません。出版社が顧客の印刷会社には、高名な作家の原稿を読み下せる、作家専属の文選工も居ました。
 ワープロで「げた」と打つと「〓」が現れることをご存知ですか。文字が無くなると、欠字として活字を逆さまにして補充を待ちます。「〓」は活字を逆さまにした時に、下駄の歯のように見えたからのようす。電子機器に、活字時代の名残があるようです。
 ワープロの文字は、キーで入力するので、漢字コードとして「区点番号」と呼ばれる番号がついています。使用頻度によりランクがあり、第一水準2,965字、第二水準は3,384字、第三水準1,249字、第四水準字2,436字、非水準659字となっています。約10,000字です。ほとんどの文章は第一、第二水準で間に合うようです。
 ワープロでの文字入力は、一時間2,000字とも云われています。文選工時代に比べ随分能率がよいですね。それがコストにも現れて、自費出版が多くなったようにも思われます。
 創業53年の私どもです。


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